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2021/06/29

水無月詠草

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     紫陽花にひかれ踏み入る去年(こぞ)の道
             ( ・・・ いつか来し道 デジャブなるかや)

     蛙鳴き虚空飲み込む湯浴みかな
             ( ・・・ 山辺の露天唯我独尊)

     酸素引き歩む翁のシャツの汗
             ( ・・・ 後ろ姿の寂寞として)

     スマホより梅雨なき国の孫の声
             ( ・・・ 抱き上げたくも叶はざりけり)

     梅雨晴れや古人の言のしたたかさ
             ( ・・・ 明日をな思ひ煩ひそとて)

     水無月の尽きて過日を嘆きけり
             ( ・・・ 残る半ばも疾く逝くものか)

     Half a year is gone
         leaving me along the lane
             without fruitful memory

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